古事記の物語紹介・日本神話の魅力を知るために読むべき4つのエピソード

古事記とは、日本最古の歴史書であり、神話や伝説を含む日本の起源と歴史を記述したものです。
奈良時代の720年に大伴家持おおとものやかもちによって編纂へんさんされました。

神話部分は、天地開闢から神武天皇の即位までを扱っています。

古事記には、日本人のルーツともいえる多くの神話が収録されていますが、その中でも特に有名な神話部分の4つのエピソードを紹介しましょう。

天地開闢てんちかいびゃく

何もない渦のような状態だった世界が、天と地に分かれたときの話です。
このとき、天に浮かぶ高天原たかあまはらにアメノミナカヌシという名の神が出現し、宇宙のすべてを司る存在になったとされています。
続いてタカミムスヒ・カムムスヒが現れ、しばらくするとウマシアシカビヒコヂノカミ・アメノトコタチノカミが現れました。
この5柱いつはしらはすべて「独神ひとりがみ」と呼ばれる性別の無い神で、高天原にいる神々「アマツカミ」に分類されます。

イザナキとイザナミ

2人は兄と妹であり、夫婦でもありました。
アマツカミに「国生くにうみ」を命じられて地上に降り立ったイザナキとイザナミは、夫婦となって日本の国土を生み出します。
国生みを終えた後、イザナミは火の神を生んだために命を落とし、黄泉よみの国へ行ってしまいます。
連れ戻しに来たイザナキに、イザナミは地上に戻る許可が出るまで、自分の姿を見てはいけないと言いました。
しかし、イザナキは我慢しきれず、つい覗き見てしまうのです。
夫の裏切りに怒り狂ったイザナミは、地上の民を1000人殺すと脅します。
すると、イザナキは1500の産屋うぶやを建てると言って、妻に対抗しました。
夫婦のいざこざによって、人間の生死のバランスが決まり、以降、順調に人口が増えることになります。

国譲くにゆず

地上のオオクニヌシが、天上のアマテラスオオミカミに国を献上する経緯を解説した物語です。
アマテラスオオミカミは、地上を平定するために、アメノホヒノカミを派遣しました。
しかし、アメノホヒノカミはオオクニヌシ側に寝返ってしまい、一向に帰ってきません。
次に、アメワカヒコという男神を派遣したところ、オオクニヌシの娘と結婚し、やはり帰ってきませんでした。
最後に、アマテラスオオミカミの孫であるニニギが地上に降りてきましたが、オオクニヌシは彼に国を譲ることを拒みました。
そこで、アマテラスオオミカミはスサノオの子であるタケミカズチとフツヌシを送り込み、オオクニヌシを脅して国を譲らせました。

天孫降臨てんそんこうりん

ニニギが地上に降りてきたときの話です。
ニニギは高天原から地上へ向かう途中で、九州の高千穂たかちほの峰でウズメという女神に出会いました。
ウズメはニニギに気に入られて妻となりましたが、その後もニニギは他の女神たちとも関係を持ちました。
その中の一人がコノハナサクヤビメという女神でした。
彼女は妊娠したことをニニギに伝えましたが、ニニギは自分の子ではないと疑いました。
そこで、コノハナサクヤビメは自分の身体に火をつけて出産することで、自分の清らかさを証明しました。
彼女は三人の男子を産みましたが、そのうちの一人が日本最初の天皇である神武天皇の祖先です。

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Posted by 風社